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快ストレスと不快なストレスについて。

こんにちは!エステティシャン 冨永 雅代です。
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STRESS!・・複雑、多様化した世の中で、生活がシンプルでなくなると、人はストレスを感じる事が増えます。 メールやライン 便利で簡単に連絡が付く事で、より面倒な事が増えたり。 便利な世の中はややこしい事が多いですね。時間の使い方も数倍速になっています。文明の進化と共に身体が持つ機能がどんどん発達すれば問題無いのですが、PCなどの電子機器との共存、添加物だらけの食生活。多様化した日々は、知らず知らずにストレス大社会になってしまいました。

ストレスが身体に及ぼす影響 

自律神経系の中枢(最も大事なところ)は、脳の視床下部でコントロールされています。血圧・消化管の活動・内臓機能の調整など、、健康で生きる為にバランスを司る場所と言えます。自律神経~ホルモン~免疫が一緒になって、心と体を守っています。

ストレスによる刺激が加わると、自律神経は各機関にストレス刺激に対応する様に働きかけます。脳が指令を出して動いているのです。心拍数や血圧が上がるのも、身の危険に対抗する為に、自律神経が出した指令です。身体に迫る危険に対抗しているのです。

大きなストレスを感じた後に、月経周期に乱れが起きるのも、ストレスの影響で、ホルモン分泌が乱れたためです。

ストレスを受けると、心と身体を守ろうと、生体恒常性(一定の状態、元に戻ろうとする)が働きます。ですが、身体のリズムが取れないほど、過度なストレスが続いたり、疲労が蓄積される状況が続くと、この機能が正常に機能しなくなり、免疫が下がり、病気にかかってしまいます。

喜怒哀楽などの感情は、情動の中枢でもある自律神経に表れます。自律神経には交感神経と副交感神経があり、2つの神経のバランスが取れていないと、筋肉や、血管、関節、骨に悪い影響が出て、身体能力の低下が起ります。

皮膚については、ストレスを感じると体中のあらゆる栄養素が血液に集中し、筋肉や副腎に優先的に送られます。ですので、他の組織に栄養が送られなくなります。ストレスと直接関係しない臓器、皮膚に送られる栄養が不足する為に、皮膚の機能が乱れトラブルが起きます。またストレスが解消されると、上記の減少は無くなりますが、このときに活性酸素が大量に発生しますので、皮膚の老化は進行してしまいます。

身体を守る仕組み

身体には、ホメオスタシスという、システムが備わっていて、何かが起っても健康が保てる仕組みがあります。生体恒常性とも言います。そのバランスが取れているのが正常な体です。

それに合わせて生体リズムもあります。添加物の多い食生活、パソコンなどの電子機器による睡眠不足、しっかりした意志がなければ、現代の生活環境は、身体の生体リズムを無視した不規則な生活になりやすいです。

自律神経、ホルモン、免疫と生体リズムは連携しています。不規則な生活、睡眠不足、アルコール、煙草、バランスを欠いた食生活により、そのリズムが乱れると、ストレスを感じやすくなり、自律神経やホルモンバランスに悪影響を与え、ホメオスタシス システムを乱します。規則正しい生活で生体リズムを整え、ホメオスタシスがきちんと働く様にしておく必要があります。

快・良いストレス

ストレスが全く無い生活は、頭の働きが鈍り、身体の機能も衰えてしまいます。定年を迎え会社のストレスから解放されると、急にボケたり老け込む方がありますね。ストレスは長期にわたり、心身に悪影響を及ぼすと、体調不良や、心の病が表れる事がありますが、本来備わっている生体の状態を一定に保つように抵抗する働き、ホメオステイシスにより、人間の脳は柔軟に動いて、抵抗力を高め、少しづつ克服をしながら、対応していきます。

若いころから適度なストレスを受けておく事も必要です。そしてストレスを早期に気付き、早めに解消し、抵抗力をつけていく事も大切ということです。

ストレスを感じて、克服する時に芽生える前向きな感情が、免疫系を活性化して防御機能が高まる・・良いストレス効果もあります。そう、前向きにとらえる事で人間成長に繋がるのです。

大事な腸内環境

生活の中で、脳が感じるストレスをもっとも受けやすい器官は胃腸といわれています。心身のストレスが原因になって、色々な胃腸の疾患を発症するケースはお聞きになった事があると思います。脳と胃腸は自律神経によって繋がっています。人付き合いのストレスから急に胃が痛くなったり、、朝通勤途中での急な便通についても、心身のストレスが大きな原因かと思います。

口から入った食べ物(栄養)を消化→吸収し、不要なものを排泄する胃腸の役割がストレスによって、妨げられ、胃の痛み、吐き気やおう吐、食欲不振になれば、身体のエネルギーを作る部分が弱ってしまっているということ。その状態が続くと、順に他の器官も弱ってしまいます。

また腸内環境を、普段から、整えておく事。腸内の粘膜を強くする乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を摂ることが、活性酸素の害を防いだり、ビタミンの吸収を高めたり、消化を良くする事に繋がります。それにより免疫細胞を鍛えられるのです。

植物性乳酸菌は苛酷な環境でも生き抜くことのできる強い菌だと言われています。お味噌などの発酵食品や、ヨーグルト、植物繊維など善玉菌が多い食生活をおすすめします。


大腸を健康に保つために、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を多く摂り、塩分を控えめにし食物繊維の多い和食をとりましょう。

ストレスに対抗する体づくり

~~心身の健康が、年齢を重ねても衰えない様にするためには、身体の生体リズムにあった、規則正しい生活を守る事が必要です。~~

適度な運動

 ストレスを感じると、体温低下や、ステロイドホルモンの分泌(体温を下げ、代謝機能を下げ免疫系を抑制します。)など生体反応が表れます。身体を動かす事で血流が良くなり、身体が温まります。適度な運動で、体内のホルモン分泌や、心臓の機能を鍛える事になります。体力があると、不安や憂鬱さが消え、精神的にも強くなります。週間にしておくことが大切です。

運動不足の方は、1日30分程度のウォーキングからはじめてみましょう!

バランスの良い食生活

ストレスがかかると、腎臓から、ストレス対抗ホルモンが分泌され、身体はストレスと戦う準備をします。それに必要な栄養素が1つでも欠乏するとストレスへの抵抗力が落ち大きな疾患が表れる事もあります。高タンパク・ビタミン・ミネラル・イソフラボン(大豆)などをまんべんなく食べる。そして、添加物の少ない手作りの食生活を心掛けて欲しいです。
毎日の積み重ねによる生活習慣は、誤っていても当たり前になっています。便利な生活で、食生活の乱れは加速しています。コンビニが至る所にあり、手軽に買って食べられる食事は、添加物だらけで、栄養どころか健康を害している様に思います。今一度見直してみられませんか?

また、冷たいものを取ると体温が下がり、1℃の体温で代謝が10%下がると言われています。年齢と共に新陳代謝が落ちますが、食生活でも身体を冷やさない様心がけましょう。

睡眠時間

1日少なくても6時間、理想は7時間の睡眠の習慣を付けて欲しいです。太陽の光を浴びると体内時計が正常に動作します。日中活動的にエネルギーを消費し、夜スムーズな眠りに付くようにしましょう。ストレッチや、入浴、アロマテラピーなどご自身にあったリフレッシュアイテムを取り入れてください。


最後に。

いかがでしたか?ストレスを感じるのがご自身の生活習慣の乱れによるもの、と気付かれた方もあるかもしれません。年齢と共に全ての機能は鈍くなり、ストレスに対抗する力も弱くなっていきます。健康でストレスを感じ難い身体、良い刺激として捉えられる身体を目指したいですね。

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この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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