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【鉄欠乏のサイン】全身に酸素を運ぶ鉄は、女性の身体の要です。

こんにちは!エステティシャン 冨永 雅代です。
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身体を動かす栄養についてそれぞれを取り上げて書く内容を続けています。肌に合うお化粧品も大切ですが、健康な身体があってこそ、若々しい皮膚になれます。両者は密接に繋がっています。口から入った栄養で、人の身体は動いています。そして、ストレスや生活習慣が大きく影響を及ぼします。何かトラブルが起こったとき、生活習慣や食生活について見直してみるきっかけになれば、また日頃からお身体の声に耳を傾ける習慣を持っていただけたらと思っています。

今日は、生理・妊娠・出産で、大量に失われる女性にとって、重要な鉄について書いていきます。女性にとって鉄分は、精神状態や性格にまで関わってくる栄養です。そして。女性が陥りやすいトラブルと密接に関わっています。生理痛が酷い、頭痛や倦怠感が表れる。生理不順…それは当たり前の状態では無く、鉄分の不足により生じているのかもしれません。そして、鉄分が入ってこないのに、月経で失われるせいで、さらに肌のトラブル、精神状態が上手くいかないといった症状が出てくるのです。

体内で完全に鉄分が不足してしまった状態が無月経です。また、生理前後に体調が悪くなる、いつも弱い部分が表れる…それは免疫力の低下。鉄分が足りていないから起きると、お考えになる方はあまりいません。

だから、取り立てて補給もせず激しい運動、サウナで大量に汗をかく、ダイエット中、お肉を食べない・・。また、ストレスが多く胃腸の働きが弱くなっている時、鉄の吸収が悪くなり、ますます不足します。身体は鉄が足りていない事を、気付いて欲しくて、肌や身体でサインを出します。

体中の組織に酸素を運び、肌のコラーゲン生成にも欠かせない鉄分。貧血と診断されていないから、私には関係ない!と思われないで、女性の身体の要 鉄分について、ご自身の身体を見つめながらお読みいただけたら嬉しいです。

鉄欠乏のサインについては、カウンセリングでもお客様に直接お伝えすることが多くあります。日本人女性は特に多いようで、白人には少ないトラブルだそうです。観察すると私の周りにも鉄欠乏の女性が多く、お顔や色々な所に表れているのに、鉄欠乏が問題と思いつかず、身体が浮腫む、と肝臓の病気を疑ったり、30代以降のしつこいニキビに病院をジプシーする方。身体が異常に冷える。集中力・スタミナが無い・・精神不安定症状があり、精神科に通院しお薬を飲む方もありました。

鉄欠乏は免疫が下がりますので、風邪や感染症にもかかりやすく、様々な体調不良に悩まされるケースも。

上記の様な症状をお薬で、一時的に止めることはできるでしょう。ですが、トラブルになった原因を取り除くことはできません。ニキビや吹き出物がしつこいのは、そのせいです。

栄養の不足や、休養のサインを症状で知らせてくれる身体は、計り知れない高機能にできていて、良くも悪くも働きます。悪い状態が長く続けばそれを普通と感じさせてくれます。その人にとっての日常はどのような状況であれ普通です。

鉄分が身体で不足すると細胞に酸素供給ができなくなり、細胞がエネルギーを作れません。脳が酸欠状態になれば、めまいや立ちくらみも起こします。集中力が低下し、精神が不安定になりやすくなったり、倦怠感が出ます。肌はたるみ、くすみが出ます。鉄不足により解毒ができないと、身体は浮腫み、汚れて行きます。

女性は月経、出産、授乳により、鉄分が流れ出る身体です。血液検査で、貧血が出なくても症状があれば身体の鉄不足について疑い、補給して欲しいです。

鉄分は身体中至る所で、働いている栄養です。

女性は、月経により鉄分が流れ出る身体です。意識して補わないと鉄欠乏の症状が表れます。イライラ、体温が低下して寒い、集中力の低下、精神が不安定…ニキビができる年齢じゃないのに、口の周りやフェイスラインにできる赤いブツブツ…浮腫み、顔色の悪さ、スタミナが無い…生理痛・生理不順…

鉄分は、肺で受け取った酸素を体中の組織に運ぶ役割や、解毒酵素になったり、肌のコラーゲン生成にも使われます。鉄分が不足するとエネルギーが作れず、集中力が低下し、精神が不安定になったり、気力・スタミナ不足、めまい・頭痛・倦怠感が出ます。肌はたるみやくすみなど、老化現象が早くなります。

特に生理前後にその症状が強く表れます。女性の身体の要になる重要な栄養で、不調の原因になっているケースが多いのに、身体の鉄不足について、情報が少ないせいで意識する機会もありません。真実はあえて露出しませんから、広告等で目にしたり聞く事が無いかと思います…。全身に酸素を運搬する赤血球には、ヘモグロビン(ヘム鉄とタンパク質からできている複合タンパク質)という赤色色素が含まれていて、酸素の運搬という身体にとって重要な役割を果たします。

これが円滑に働いている健康な身体は、酸素を効率良く体内に取り込み、脳を十分に働かせ、身体を自在に動かす事ができます。(元気な身体です!)不足により出来なくなった状態が、めまい、倦怠感、頭痛です。鉄分は生命の源である酸素をコントロールする大切な役割を担っています。

他にも、鉄分は全身の至るところに存在し、肝臓や脾臓、骨髄などに「貯蔵鉄」として蓄えられています。他、筋肉の中や酵素の形でも存在し、酵素の運搬や、貯蔵細胞内での酸素の受け渡し、活性酸素の分解、SOD酵素の活性化、筋肉をスムーズに動かす、肝臓での解毒酵素など多数の生理機能に関係しています。

身体・精神の不安定・・

鉄不足でまず身体に表れるのが、神経・精神症状です。あまり認知されていないようですが鉄不足によって、精神が不安定になるのは、「うつ病」と似ていると言われています。若い頃のダイエットをし過ぎ、栄養失調が加齢とともに表れる場合も。鉄不足の検査をせずに、精神科で精神疾患と誤診され、お薬に頼ると、より症状が悪化し、お薬の量が増え続けるケースも。

鉄は神経伝達物質ドーパミン(快楽を作る)とノルアドレナリン(やる気を作る)を作る酵素の補酵素として機能しています。鉄が不足すると上記が必要なときに作られず、うつ病やパニック障害と同じような精神症状を出す原因に。産後にうつ症状が出るのも妊娠や出産、授乳で大量の鉄分を失うのと関係しています。

肌(大人ニキビ・たるみ・くすみ)

身体の解毒が上手くいかなくなり、老廃物が滞り、自律神経のバランスが乱れ、本来できるはずが無いのに、ニキビに悩まされるのは、鉄欠乏が関与していることが多いです。また、ニキビと一緒に肌のたるみ、顔色の悪さ、肌のツヤ不足を感じる際は、鉄が肌で必要な機能をはたせない、足りていないと考えましょう。鉄はコラーゲンの合成を通して、皮膚・粘膜・骨の代謝に関わっています。

鉄はコラーゲンの鎖を強化するのに必要な栄養ですので、ギュッとしたハリには必須です。血流にも関わっていますので、不足すると血色の悪い肌色になりますし、皮膚を老化させる活性酸素を分解・除去するのにも必要な栄養ですので、不足していると老化の進行が早くなります。

身体が冷える、肩が凝る

鉄欠乏は、体中に酸素が運ばれない状態ですので、新陳代謝もおのずと低下します。そして、筋肉にも十分な酸素が届けられず、疲労物質が代謝されずに肩こりを感じます。また、血流との関係が密接で、毛細血管が緊張したままになり血流が悪くなります。

鉄をどの様に補うか

実際症状を感じてしまったらヘム鉄のサプリとビタミンCを飲む事。タンパク質の合成のためのアミノ酸の摂取をお勧めします。(カウンセリングの上ご紹介しておりますので、お問合せください。)

合わせて鉄・タンパク質・ビタミンC含む食材を毎日の食生活に意識して特にレバー、赤みのお肉、赤身の魚(まぐろ、かつお、まいわし)しじみ、あさりです。ほうれん草などに含まれる植物性の非ヘム鉄は体内への吸収率がきわめて低く、単体で身体に生かされにくい為、動物性食品との組み合わせが必要です。

最後に(エステティシャンの私がどうして鉄欠乏を伝えるか。

いかがでしたか?「あ~私の気持ちが不安定なのは鉄欠乏かも・・」「直ぐに風邪を引いたり、疲れが出やすいのは鉄欠乏だったんだ・・」「体が冷え、浮腫む原因はこれか・・」「大人ニキビ・肌の弛み、くすみが酷いのは鉄分が足りてなかったんだ・・」「子供何人も産んだもんな・・」「生理痛が酷いのは鉄欠乏だったのかな・・」など気付いていただけたら幸いです。

鉄分という栄養について、感心を持たれた事はありましたか?エステティシャンである私が、どうしてこんな事を書くか、それはエステにお越しになる、ニキビや体調不良のあるお客様から受けるご相談に答える為に、行きついた原因が栄養疾患で、方法が栄養療法だったからです。

ご紹介している栄養素(サプリメント)は、ドクターユースの専門的なもので、私も20年以上飲用しています。

身体の中で、本来問題無く動いているはずに分子(栄養)がバランスを崩す事によって起こる状態が病気であり、栄養をしっかり補給することによって分子が正常バランスに戻れば、あるいは分子のバランスが保たれていれば、病態はおのずと回復する。ライナス・ポーリング博士(分子整合栄養医学)
の考え方に基づいた栄養療法を20年前から勉強し、ご紹介しています。(ライナス・ポーリング ウィキペディアへリンクします)

原因がわからない体調不良に悩まれた際、生理について考えを巡らせてみてください。(量や、痛みが酷くないか、前後に不調が多くないか。。)鉄欠乏を疑ってみてください。数人の出産経験がある方、生理痛、生理前後の不調・・。高タンパク、お肉や赤みのお魚などをしっかり摂取していない場合は、鉄は年齢とともに枯渇しているケースが多いです。補わないと身体で使うものが無く、酸欠状態が続き、大きな病気の引き金になる事もあります。更年期障害も深刻になりやすいです。

鉄分は女性の身体の要なのです。

栄養の不足による、体調不良について気になられた方は、ご相談下さい。※エクレイズム会員様限定

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冨永 雅代の正しい姿勢のための、体幹とストレッチ

この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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