冨永雅代のブログ 美肌メソッド

【新陳代謝と血流】が良ければ老化しない疲労しない。

こんにちは!エステティシャン 冨永 雅代です。
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「代謝が悪くなったから太ってきた・・」これは加齢とともに、実感したり、周りから良く聞く内容だと思います。

でも、新陳代謝の低下はそれだけじゃなく、全身隈なく影響を受けている事はご存知でしたか?

肌、髪、爪の異常、肥満、身体が冷える、疲れが取れない、エネルギーが出ない。肩こり、イライラ、不安定など精神の不調・・として現れています。

体は高機能に出来ていますから、誤魔化しながら放置すると慣れたり、上手くカバーしながら生命活動を行いますが、対処しなければ老化は進み、病気を招いてしまいます。

細胞の代謝には材料が必要で、血液が、細胞に新陳代謝の材料になる酸素や栄養を運んでいます。また細胞は酸素を消費した後、二酸化炭素を発生し、老廃物の回収も行います。その活発な働きが若々しい身体です。

ヒトの体は60兆個の細胞から構成されていると言われていますが、細胞の集合体が身体です。(細胞→組織→臓器→身体)全ての細胞は、血液によって酸素や栄養が運ばれることで活発に代謝します。

血液の働きが悪い、その材料になる栄養が不足していれば、代謝は滞り、いい細胞を作ることはできず、質の悪い細胞ができ、機能が悪い器官になってしまいます。

実感しやすい場所で言うと、皮膚は身体のディスプレイと言われる通り、色や、質感、印象で体内のトラブルのサインを出してくれます。例えばカサカサ保水力が無い肌になり、ヒリヒリ、不快な症状も出やすいです。筋肉も良いエネルギーを生む柔らかい筋肉が出来ないどころか、量が減り身体は動かし難くなります。(スムーズに動かなくなります。)

体の細胞は常に新しいものに作り替えられ、それぞれの部位ごとに同じものが作られるようにプログラミングされ、それに必要な栄養も化学的に証明されています。必要な材料(栄養)が足りなかったり、量が少ないと新陳代謝は滞り、質の悪い細胞しか作られません。更にストレスなどにより悪い条件が重なりプログラミングのエラーが繰り返されたものが、がん細胞だそうです。

血液の栄養

まず!アミノ酸

身体が疲れやすい、元気が出ない。。それは、疲労が上手く回復できていなかったり、良質の睡眠が取れていないから、では無いでしょうか。手軽に召し上がるパンやおにぎり、お菓子が主食になっている方は要注意です!身体のエネルギーになるたんぱく質は殆ど含まれておらず、糖質のせいで、エネルギーを作るどころか、よりエネルギーを奪われます。

慢性疲労が蓄積し身体が危機的状況になると、痛み・発熱などの、生体アラームで身体に異常を知らせる警告が出ますが、身近なお薬で解消したとしても、根本解決にはならず新陳代謝は落ちてしまいます。

血液の材料になり、構成にもアミノ酸は重要で、新陳代謝には、まずアミノ酸を摂取し速やかに疲労回復ケア&メンテナンスが健康を維持するために何より大切だと私は思っています。

過去記事>>アミノ酸不足は全身の老化の現われ。

血液の状態

新陳代謝と血液の関係は密接で、血液の良い働き無くしては、細胞の新陳代謝は滞ってしまいます。

血管・血流・血液の質・・弾力のある血管、外も内もスムーズなホースの様に均等で詰まりが無い状態。その血管内の血液が勢い良く流れ、酸素と栄養を活発に取り入れます。皮膚であれば、アミノ酸・セラミド・ヒアルロン酸などを分泌し、バリア機能が高まり、若々しい肌に。

そして、酸素を消費した後、二酸化炭素を発生し老廃物と一緒に回収する働きが活発に行われている状態が、新陳代謝が活発で免疫力が高く冷えの無い体です。

血液の状態は食(栄養)と密接に関わっていて赤血球やヘモグロビンの量なども重要で、血液濃度と質を左右します。鉄欠乏があれば、要の栄養が不足している事で体に上手く酸素が取り込めず、スタミナ不足に陥ります。体は浮腫みやすいです。

糖質の取り過ぎは血液の濃度が増してドロドロ・・血流と血管を阻害し、不健康になります。ストレスを感じて、糖質過多になるのは、誤った解消法でより身体がストレスに弱くなりますので注意が必要です。

身体が浮腫む、更年期の目眩症状が強い方へ
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代謝ビタミンB群

ビタミンB群は全身の新旧交代(代謝)に必須の栄養(潤滑油)です。炭水化物(糖質)や脂肪を摂取し、効率良くエネルギーとして利用するのに、ビタミンB群はなくてはならない栄養で、不足すると生きる源であるエネルギーが作られないだけでなく、疲労感が出てきます。

ビタミンB群は8種類が助け合って働き、どれが欠けても十分なエネルギー代謝ができません。分かりやすく皮膚や粘膜に表れた不足状態は口内炎や皮膚炎などの炎症、分厚い皮膚です。脳や神経の働きを正常に保てなくなる症状もあります。

加齢、精製された食品、パン、お菓子、カフェインやアルコール、ストレスや激しい運動などによってビタミンB群の消費が高まっているのに、加工食品が増え食べ物から摂取できない現代の置かれた状況が、疲労大国:日本を作っているとも言われています。

ビタミンB群の必要量は、その人の体質やお仕事などおかれている環境で違います。神経や肉体を酷使する方、アルコールや糖質を多く召し上がる方は十分に補給しないと、疲労が取れない、気持ちが不安定、頭皮の臭い、など様々に現れます。

◎知らないと怖いビタミンB群の不足とお肌・体・心の不調の関係>>>

鏡で毎日!お顔と身体、皮膚や筋肉の状態を観察しましょう。

身体の不調や不安定は、肌にサインとして現れやすい、皮膚は身体のディスプレイだと思います。

そんな時、生活習慣を見直してみるきっかけにしてみてはいかがでしょう。生活習慣や栄養状態と切り離して考えずに、薬で抑えたり、身体の機能を無視した行動をしていませんか?

血液循環が良く、新陳代謝が活発な身体は・肌の血色が良くツヤがあり、シミ・シワなどの肌・髪や爪にトラブルを感じない。肩こり、腰痛、身体に痛みがない、浮腫んでいない、肥満にならず20代と変わらない体重と体型を保ち冷えを感じない。いつも前向きな気持ち、穏やかな精神状態で過ごすことができます。

反面・・直ぐ風邪を引く、肌荒れ、肥満、関節痛、イライラ、脚がつる。。などの症状があれば身体の血流が悪く、新陳代謝活動が上手くいっていない証になります。

ストレス、睡眠不足、皮膚や体の不調として現れたとき、体は通常より多くの栄養と睡眠を欲しています。お身体の状態を良く観察して休養を取ったり、栄養を補給していきましょう。


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この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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