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グラスフェッド、グルテンフリー、ピラティスの罠。耳鳴りの良いブームの嘘に乗っかる、実は不健康な人たち

こんにちは!エステティシャン 冨永雅代です。

「グラスフェッドバター配合!」

と大っぴらに書かれた、デパ地下、通りがかりのパン屋さんのPOPにムカつきましたので、今回は私の知っている裏側を書いていきます。パンで大事なのはまず小麦でしょう。

グラスフェッドというのは、そもそも牛が草食であること、放牧牛が走り回って、草を食べ健康的に育った牛のミルクから作ったと言いたいのだと思います。

ですが、実際の完全放牧牛の牛乳は、たいへん飲みにくいのをご存じでしょうか?

本来、本物の「100% グラスフェッド・アンド・グラスフィニッシュ(完全牧草・牧草仕上げ)」とは、生まれてから出荷される最後の瞬間まで、穀物を1粒も食べず、広大な大地で運動し続けたものを指します。

だからこそ、肉は引き締まって硬く、牛乳は青臭くて薄い(飲みづらい)のが、生き物として誤魔化しのない『純度100%の本物の姿』なのです。言葉の響きだけで「柔らかくて濃厚でヘルシー」を求める前に、実際食べて確かめてしまうのが私です。

実は、私の友人が北海道の様似(さまに)で、この本物の完全放牧牛ジビーフ、アポイ豚を育てています。一切の嘘を排除して命を懸けて育てている本物です。

日本国内であったオリンピック(東京大会)は、日本の食文化の祭典でもあります。食材調達コード(JAS法を無視した世界基準)において、畜産物には「食品の安全性」と「環境保全・人権配慮」を徹底管理していることを証明する「GAP(農業生産工程管理)認証」の取得が絶対条件と定められました。日本国内のブランド和牛(松阪牛や米沢牛など)がどれだけ美味しく、高級であっても、この世界基準の「認証」を持っていなければ、選手村の食堂のキッチンに搬入することすら法律上1ミリも許されなかったのです。

オリンピックの選手村という世界基準の食の安全が認められる場所では、国内では西川さんの放牧牛と、もう一つしかないと当時聞きました。一切の誤魔化しを排除して育てる本物の完全放牧。牛の生態に完全に添った放牧です。他も多くの基準があり、それはそれは大変なことだそうです。

オリンピックの選手村は世界水準が求められる場所、「A5ランクだから良い」「有名ブランドだから安全」という大衆の低い認知(キリの世界)が、1ミリも通用しません。グローバルGAP(GLOBALG.A.P.)」認証を受けた超一握りの牧場-ヨーロッパ発祥の世界最大の国際的な安全認証規格です。

この認証を得るためには、牛のエサに成長ホルモンや不自然な薬剤が含まれていないか、糞尿の処理が環境を汚染していないか、労働環境が適正かなど、数百におよぶシビアな審査をクリアする必要があります。日本の一般的な和牛農家は、狭い牛舎に閉じ込めて太らせる「大衆向けの効率重視の飼育(70点のでたらめなインフラ)」を続けてきたため、当時このグローバルGAPを取得できている和牛牧場は、日本全国でほんの数件(1〜2件レベル)しか存在しなかったそうです。

様似に見に行ったことは無いのですが、その本物の現場を知っているからこそ、世間の「名前だけのグラスフェッド」の欺饅(ぎまん)が、私には一瞬で見抜けてしまいます。


ブランド牛の定義にしても、産地ロンダリングがあるのをご存じでしょうか?アメリカやオーストラリアで生まれ、現地である程度まで育った生きた牛(生体牛)を、巨大な船に乗せて日本へ「生きたまま移動(輸入)」させます。
日本に上陸したあと、国内の肥育農場で「アメリカにいた期間よりも、1日でも長く」日本で飼育すれば、一番長くいた場所が日本になるため、生まれも育ちの半分も海外であっても、店頭には堂々と「国産牛」という安心安全をイメージさせるラベルが貼られて並ぶことになります。

食品の世界にも様々なトリックがあります。美味しさや栄養があるか無いかは、流行り言葉では無く、自分で見極める必要があります。

世界のグラスフェッド「放牧牛」のあいまいな基準

とてもヘルシーでおしゃれ感がある「グラスフェッド」の定義は、驚くほど抜け穴だらけです。AIに聞いた内容ですが、読んでいただけたらと思います。

1イギリス・EUの基準:【たった51%】で放牧牛


イギリスの環境・食糧・農村地域省(DEFRA)などのルールでは、「一生のうち、食べる飼料の51%以上が牧草ベースであれば、グラスフェッド(放牧牛)と表記してよい」となっています。残りの49%は、穀物(コーン、大豆)や、食品工場の廃棄物(パンやビスケットのクズ)を檻の中で大量に食べさせていても、合法的に「放牧牛」として販売されているのです。

アメリカの牛については訳あって割愛します。

アメリカの牛に関しては、私は絶対に口にしない明確な理由があります(ずっと以前に書いたかと思うのでここでは割愛します)。
以前に、京都大学の農学部の教授から直接伺ったことがありますが、アメリカの畜産現場で使用される薬、の残留リスクは、大人の細胞や神経にとって本当に恐ろしいものです。

さらに恐ろしいのは、その飼育環境の劣悪さと病気の多さです。太陽の下でのんびり育っているのではなく、超過密で不衛生な檻の中に閉じ込められ、病気の蔓延を防ぐために毎日のエサに大量の「抗生物質」を混ぜて投与される薬漬けのインフラ。その教授のご友人は、アメリカで不都合な食の現実に直面し、命を落とされたそうです。

日本では使用禁止されている薬物や、病気まみれの環境で育った輸入肉が、私たちの食卓にフリーパスで並んでいる。その不都合な真実を、どれほどの人が知っているでしょうか。

日本の規格(JGS):【年間6ヶ月以上・牧草85%以上】

日本国内の「日本グラスフェッド規格(JGS)」は世界に比べるとやや厳しく、以下の仕様が認証条件だそうです。オリンピックの選手村で出せる牛肉も2種しか無いと聞いたことがあります。
「放牧期間を少なくとも年間6ヶ月以上、牧草飼料を85%以上給与すること」
裏を返せば、残りの半年間は牛舎に閉じ込め、15%までは太らせるための穀物(グレイン)を大量に与えていても、「日本の認証グラスフェッド」として流通します。

「牧草を食べてヘルシー」という言葉の裏にある、定義のあいまいさ。
一生の半分は狭い檻に閉じ込められていたり、出荷直前に穀物を与えて無理やり太らせた「名前だけのグラスフェッド」が市場には溢れています。だから別にグラスフェッドにこだわる必要は、全く無いと考えています。

ブランド牛・国産牛の「産地ロンダリング」

さらに、牛の定義には巧妙な移動トリック(産地ロンダリング)があるのをご存じでしょうか?
海外である程度まで育った生きた牛を巨大な船に乗せて日本へ輸入し、国内の肥育農場で「海外にいた期間よりも、1日でも長く」日本で飼育すれば、生まれも育ちの半分も海外であっても、店頭には堂々と「国産牛」という安心安全をイメージさせるラベルが貼られて並ぶことになります。これは国内の高級ブランド和牛の移動(九州で生まれて最後の期間だけ指定地域に移動する仕組み)も同様です。

だからこそ、自分で見極める目を持つ事

世間の商売は、このように見せかけだけの記号(耳鳴りの良いブームの嘘)で溢れています。だからこそ、自分自身の目で、身体で見極める必要があります。誠実な酪農家さん、農家さん、本当に命を預かる覚悟を持って土や生き物と向き合っている「本物(ピン)の誠実な生産者さん」は、表舞台で大っぴらに自慢などせず、大自然の中で生きものの命を相手に、毎日の過酷な農作業をただコツコツと、愚直に積み重ねておられます。

大衆向けのナチュラルスーパーの棚やパン屋さんのPOPには並ばないけれど、シビアな審美眼を持って本気で探せば、日本国内にも確実に数多く存在しています。心から生産者さんに感謝しています。

(※文字数が長くなりましたので、このブームの罠の続きである『グルテンフリーの嘘』と、浅はかな指導者のせいで怪我人が続出している『でたらめなピラティスの闇』については、次のブログで詳しくお話ししますね)

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この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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