こんにちは！エステティシャン 冨永雅代です。
本日は春から夏にかけてお問合せが増えるお化粧品の保管についてお話したいと思います。
お肌のことを大切に思い、お化粧品にも気を使っている方なら一度は気になさった事があるのではないでしょうか？
大事なのは一定温度に保つこと
お化粧品の保管で一番問い合わせが多いのが、冷蔵庫に入れるかどうか、暑い時期の保管です。
日本のお化粧品が国内の気温で劣化することは、基本的にありません。
冷蔵庫で冷やしたからといって鮮度が高い＝効果がＵＰする、ということもありません。
お化粧品の品質維持のために大切なのは、一定温度に保つことです。
冷蔵庫は一見理想の冷暗所のように思えますが、普段食品を保存するために使っている場合、頻繁な開け閉めがあります。度重なるの気温の大きな上下幅がお化粧品の品質の劣化を早める可能性があります。
なので、冷蔵庫に入れたほうがより良い、ということはないんですね。
※保存料を使用していない、など、まれに冷蔵保存が必要なものがあります。その場合はその旨が商品説明に書いてありますのでよくお読みください。
本格的に管理したいと冷蔵庫に保管されるのであれば、普段開けない段に入れていただくか、お化粧品専用のものをご用意いただく方が確実です。
実際にエステティックトミナガでも、お化粧品はエステルームのキャビンで常温保管しています。
冷やして冷たい感覚を楽しむのはＯＫ♪
とはいえ、そこまで敏感になることはありません。夏などは、冷蔵庫で冷やしてお風呂上りにヒンヤリ感を楽しむのもおすすめです！
毛穴の引締め、クールダウン→血行促進にも役立ちます。
冷蔵庫に入れたから、使う事を忘れてしまう事の無い様に、していただきたいです。
薬事法で品質レベルは決められています
日本のお化粧品は、日本国内におけるあらゆる環境下で検査した後、商品化されています。薬事法の基準をクリアしたものだけが販売されますので、気温の変化程度で劣化してしまうものは、販売が許されません。
未開封の状態で、常温で製造日から3年は同じ品質を保てるよう薬事法で定められています。（開封後は商品にもよりますが、目安は３か月～半年）
海外のお化粧品も、日本の正規代理店を通して販売されているものは、国内で再検査し、同じ条件をクリアしている商品が多いです。
※海外で購入したものや、個人輸入品など正規ルート外からのものは、曖昧でこの限りではありません。問題があった場合も自己責任になりますので、お気を付けください。
防腐剤について少しだけ
こうしてお化粧品の品質を一定に保ち、雑菌の繁殖を防ぐため、通常お化粧品には防腐剤が添加されています。エステティックトミナガの製品にももちろん含まれています。（パラベンは用いていません。）
防腐剤は悪者扱いされがちですが、安定した品質で安全にお化粧品をご使用いただくためには不可欠なもので、お肌に有害というイメージが大きくなってしまっている事は残念に思います。
詳しくは以前こちらに書きましたが、『無添加』『パラベンフリー』などは、お肌の真実、お化粧品の本質から外れた販売戦略的な部分が多いです。
参考→パラベンよりも、怖いのは●●…イメージで化粧品を選んではいけない理由
パラベンやエタノールが防腐剤として普及したのは、少量でもまんべんなくしっかりと防腐ができるから。
これらを使っていないということは、他の成分で代用しているということ。その場合は、量を沢山入れなくてはいけなかったり（その分他の有効な成分が削られるということ）、ただ防腐剤がパラベン・エタノールではないだけ、というウラがあるのです。
アレルギーが出るなどの場合はもちろん避けなくてはいけませんが、こうした情報に振り回されて、本当に良いスキンケアから遠ざかることがないようお気を付け下さい。
本当に大切なのは使い方
薬事法で守られている日本のお化粧品は、保管法にそこまで厳しくこだわらなくても大丈夫です。
それよりは、毎日きちんと継続すること、使用量を守ること、など、” どう使うか ”の方に気を配っていただきたいと思います。
お肌トラブル以外のこういったお化粧品に関する疑問、成分のことなども、お気軽にご相談くださいませ。
この記事を書いた人
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１９７１年3月２４日生まれ ＡＢ型 美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。
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