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身体は何の栄養で動いているか?

こんにちは!エステティシャン 冨永 雅代です。 
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身体に何かしら不調が出たとき、原因について考え、納得した事はありますか?その都度、原因が分かれば不安になったり、焦って余計なお薬を飲まずに済みます。身体の細胞と、器官を動かす栄養は,何であるかは、分子レベルで科学的に解明されています。

体調不良に、ストレスは関係していませんか?お口から栄養はきちんと入っていますか?(バランスの良い食事を適量とっていますか?)急激な環境の変化や、ショック。身体への負担は、ホッと落ち着いてから、出てくることがあります。

エイジングとは、身体機能の低下、ストレス、自分の事だけをかまっていられない日々の忙しさの現れです。病気をせず、健康で自分らしく生きたいと願うのであれば、できるだけシンプルにして、優先順位を付け、行動していかないといけません。いつか病気になる事や、ボケる事が当たり前なのでは無く、ご自身の身体の声を聞きながらケアとメンテナンスを心がける事で、納得できる健康体を維持できると私は思っています。

今日は、先月の続き・・身体(身体の細胞)は何の栄養で動いているか。ついて代表的なものだけになりますが、書いていきます。

タンパク質が大きな基本。ビタミン&ミネラルが身体を動かしています。

イキイキ健康的な身体に1番必要な栄養は、タンパク質です。筋肉、臓器、皮膚、骨、歯、髪、爪、ホルモン、免疫、酵素…全て口から入ったタンパク質を介して作られます。「筋肉量の減少」「肌のハリの無さ」「髪の乾燥、頭皮の悩み」「集中力・思考力の低下」「気持ち&身体の元気の無さ」は、まずタンパク質不足を疑いましょう。

「十分食べてますよ!」
と良くお聞きするのですが、そうでしょうか… 1日の成人女性の必要タンパク質量は40g(運動する人は更に必要になります。)牛肉450g、卵10 個くらい。この量が足りていないと、まず気力が低下します。神経伝達物質 やる気を出してくれるドーパミンや、気持ちをリラックスさせるセレトニンなどもアミノ酸(タンパク質の最小成分)から作られています。

最近何をやっても上手くいかないなぁ、ボーっとしているなぁと感じたり、指摘されたら、タンパク質不足による神経伝達物質の鈍化により、集中力や思考力が低下している可能性があります。

肌のハリ、弾力を維持するコラーゲン・エラスチン(皮膚真皮大部分を占める)もタンパク質から構成されますので、コラーゲンが作られず、たるみやシワができます。髪もケラチン タンパク質から構成されていますので、弱い毛、薄毛の原因になります。

身体に必要なタンパク質が毎日補われていないと、筋肉を分解し、エネルギーにあてるので代謝が落ち、痩せにくくなります。また胃腸機能の低下やストレスでタンパク質をアミノ酸に分解→吸収が出来にくくなります。全ての老化現象はタンパク質不足と言っても過言ではありません。

ビタミンB軍は全部で8種類

(B1,B2,B6,B12,葉酸、パントテン酸、ビオチン、ナイアシン)
ビタミンB 群は代謝ビタミンと呼ばれ、身体の中の色々な物質の代謝に関わっています。これは大変重要なことですので、実感して欲しいです。新陳代謝とは生命維持のために、古いものを捨て、新しいものに入れ替わる細胞自体の入れ替わりの事を指します。人間の身体は細胞の集合体です。細胞はそれぞれ決まった栄養が無いと、代謝できません。新陳代謝は生命維持そのものなのです。

ビタミンBは8種類、単体でそれぞれの働きが立証されていますが、協調しながら働く栄養です。

疲労(不足すると、乳酸などの疲労物質がたまり、疲れが取れない)・皮膚(不足すると、肌がイキイキせず、厚ぼったくなる。くすむ、ベタベタ脂っぽい)神経(不足すると精神が不安定・イライラ・集中力の低下)糖質(不足すると、エネルギーに変えられず、糖質が代謝できないことで、脂肪が付く)脂質(過酸化脂質が代謝できず、細胞の老化や、目の充血や、肌荒れや口内炎などがを起こします)タンパク質(アミノ酸に分解に分解するときに必要で、不足していると吸収不能になります。) 免疫力(不足すると、副腎皮質ホルモンが産出できず、ストレスに対抗するための身体ができません。風邪を引きやすいなど、免疫力が低下します。)造血(不足すると、赤血球が正常に分化できず、悪性貧血になり、全身倦怠感、めまい、動悸。息切れがおき、神経も過敏になります。)ビタミンB群が不足するとストレスへの抵抗力が落ち、身体の免疫系が弱くなります。全ての分解や変換のキーを握っています。全部で8 種類が身体の至る所で代謝のために働いていて、B 欠乏が( )の症状です。重要栄養なのに、加工食品の増加により食しても入ってこないのに、糖質過剰、アルコール、ストレスにより浪費され常に不足状況にあります。

身体の正常な働きを担うビタミンB 欠乏が重度になると、疲労回復ができない、肌の老化、浮腫み、だけでなく、めばちこ、口内炎など、炎症性のトラブルと免疫の低下があらわれます。8種類が助け合って働く栄養ですので、コンプレックスで摂る事が望ましいです。

◎知らないと怖いビタミンB群の不足とお肌・体・心の不調の関係

ヘム鉄(動物性の鉄)

生理中にめまい、身体のだるさ、肌荒れ、頭痛を感じた事はありませんか?出産・授乳でも大量に流出する鉄分は、女性の身体に重要な栄養です。円滑だと、全身に酸素を運び、脳を十分に働かせ、身体を自在に動かせますが、不足すると、倦怠感、浮腫みや、精神症状、ニキビ(解毒不良)やたるみ(コラーゲン生成不可能)、冷えを感じる事になります。体中に酸素が運ばれないと、新陳代謝が低下し、筋肉にも十分な酸素が届かず、血流が悪くなり、末端は足の浮腫み、顔色の悪さが表面に表れます。補わないと、足りる事は無く、酸欠状態が続くと大きな病気の引き金になる事も。ヘム鉄を含む、動物性タンパク質の摂取。サプリメントでも補いましょう。

◎全身に酸素を運ぶ鉄分は、女性の身体の要です。

ビタミンC (抗ストレス&美容健康ビタミン)

ビタミンC はストレス(外的、内的)を感じた時により多く必要とされます。(喫煙で要求量増加)ビタミンC 補給を怠ると、皮膚や粘膜は不健康になります。シミやたるみ(ハリ・弾力低下)ができ易い状態。コラーゲン生成に必須で、骨や腱の結合にも働いています。不足すると血管や関節が弱くなったり、表皮では、痒みが出たり、毛細血管拡張。身体の中では、活性酸素の害から体を守れず、老化、免疫力低下に陥ります。

身体に栄養をどうやって入れるか

加工食品と、手軽な食べ物、日常的に炭水化物の摂取が多い状況では、ビタミン・ミネラル タンパク質が入ってきにくい状態です。(簡単に食べられる糖質でお腹が満たされてしまうため)タンパク質 、お肉・お魚・卵と季節のお野菜や果物を調理することを基本としていれば、身体の中に栄養素は多く入ってきますが、加工食品は、お腹を満たすだけで、栄養は期待できません。

◎身体を動かす栄養~食べたものが、体型や行動に表れます。

年齢とともに、時間が無い事で、満足な栄養が摂れていない食生活をおくる方も多くいらっしゃいます。生活環境、置かれている立場、ストレスの有る無し、日中の活動パフォーマンス、責任度は人によってそれぞれ違います。必要な栄養量も、それによって変わるのです。年齢相応でよければ、完璧な食生活だけでも良いでしょう。

40代でも20代~に負けない仕事量、若々しさを保ちたいのであれば、サプリメントは非常に頼りになるアイテムです。上記以外に書ききれないビタミン・ミネラルが身体を動かしています。体細胞は、あなたの身体の最も必要な所に栄養をまず補給しようと、他の細胞を壊し、そこに当てようと動きます。健康な身体でいるうちは、とても高機能に働いて、カバーしてくれます。

サプリメントの飲用については賛否両論あると思いますが、日々のパフォーマンスを重要視する私には、欠かせない栄養です。エビデンスがしっかりした安心安全で、また大切な人に薦めたい気持ちで、製品を選んでいます。サプリメントの飲用についてはお気軽にお尋ねください。

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この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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