体臭は、栄養不足・体調の乱れから。

こんにちは！エステティシャン冨永雅代です。

夏が近づき、ドラッグストアの店頭では、汗の臭い消しグッズが山積みになっていますね。

悩みの種になる臭いは、夏の汗にとどまらず、加齢臭、口臭、足のムレなど、沢山ありますね。それに対応する消臭グッズも数えきれません。。

でも、出てしまっている臭いを抑えるよりも、まずは「なぜ臭いが出るのか」を知って、根本原因を断つことを目指してくださいね。

大人の臭いは体内環境を反映しています。その内面の乱れは、臭いだけでなく、体調やお肌にも大きく影響を及ぼしているはずです。臭いを発して教えてれている、これも身体のサインです。逆に、根本から改善するよう働きかけると、臭い以外のお悩みにも良い変化が現れます。

本日は、栄養の乱れが引き起こす体臭トラブルについてご説明いたします。

気になる臭いの原因は栄養バランスの乱れ

体質やお手入れ不足も大きな原因になりますが、加齢とともに増える臭いのお悩みは、まず栄養バランスの乱れについて考える必要があります。エネルギーが上手く代謝できていない、老廃物が排泄できていないのです。

男性の加齢臭、皮膚のボサっとした浮腫み、ベタベタ感、くすみ。などは、特にビタミンＢ群の不足が考えられます。

その他、ビタミンＢ群は身体の全ての代謝（生まれ変わり）工程に関わっています。※アルコールを飲む方は特に補給が必要です。
肌疲れと夏バテはビタミンB群の不足！老化も進行します。

汗は本来、ほぼ水でできているので、臭いはほとんどありません。しかし、体内の栄養バランスが乱れ解毒できていないと、水だけでなく臭いのもとになる物質が一緒にでてきてしまいます。

貧血になると、全身が酸素不足になります。その状態で汗をかくと、酸っぱい臭いのする乳酸が発生します。また、汗に混じってミネラルや血漿が排出されてしまい、臭いの原因になります。この時の汗はべたつくのが特徴です。

鉄分は、汗に混じって流れ出ていきます。お肌のハリ・弾力、スタミナの維持に必須の栄養です。夏に向けて、しっかりと鉄分補給をしていただきたいです。

体への吸収に優れた動物性ヘム鉄を摂ることを心がけましょう。

更年期や生理の際に、女性ホルモンのバランスが乱れると、皮脂の量が増え、酸化臭がしたり、自律神経の乱れで汗をかきやすくなります。

ホルモンの材料になる、タンパク質・コレステロールをたっぷり含む卵を食べるのが、手軽でおすすめです。

栄養管理を欠いたダイエットをすると、貧血の際と同じく体内で乳酸が発生し、さらにアンモニア臭いも加わり、独特の体臭・口臭が生まれます。栄養不足で基礎代謝が低下したときに、体が無理矢理エネルギー燃焼をします。そのとき、臭いのもとになる物質が発生してしまうのです。

ダイエットの際は、ただ食事を減らすのではなく、栄養を考えて食事を見直しましょう。良質なエネルギーのもとになり、美容にも欠かせないタンパク質は、絶対に削ってはいけません。

食事だけでなく、運動もして筋肉を強化。体の代謝を低下させないことも大切です。

こうした臭いの原因を知ると、「雑菌の繁殖を防いで汗の臭いを防止」「皮脂をすっきり落とす」などを謳った対策が表面的で、根本的な解決に繋がりにくいことが、お分かりになるかと思います。エタノールなどが配合されたものは皮膚ダメージにもなります。

表層に囚われているうちに、問題は深刻化していきます。お肌だけでなく、美容・健康についても、お困りの際はご相談くださいませ。（エクレイズム会員様限定とさせていただきます。）

冨永雅代: １９７１年3月２４日生まれ　ＡＢ型　　美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロンエステティックトミナガオーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ　エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。

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