こんにちは！エステティシャン 冨永 雅代です。
「肌のほうれい線はどうした消えますか？」といったお問い合わせを良くいただきます。これはけっこう答えが簡単じゃ無い質問です。。
肌は日々の積み重ね、時間をかけて作られる器官ですので、どのようにお答えすれば分かってもらえるかなぁ・・と時間をかけて、いくつかのアプローチ方法を回答する案件です。返事はたいてい一言も来ません。（笑）
飛び道具を探さないで欲しいです。
刻み込まれたほうれい線は、皮膚の真皮の減少、肥厚、下垂・・表皮の新陳代謝不良などによって起きています。数ヶ月でパッと現れるトラブルではありません。ですので改善も簡単な問題では無く、またお悩みはおそらくほうれい線だけじゃなく、他にも多くの老化現象が気になっている状態で、そこに目がいっているだけだと思います。
ほうれい線は、時を経て徐々に進行した老化現象です。
くっきり入ったほうれい線、肌の弛緩、目の周りのシワ、瞼が重い、目袋は腫れたようになり（脂肪が代謝できず蓄積）下がっているのに、直ぐその下は減っこんだようになっている。（真皮層の減少）眉間のシワ、額の凹凸、毛穴が開いていて、くすみがある。写真に写った陰影、自分の顔にビックリ。。肌がスッキリしないので、化粧がやりにくい。はぁ～鏡を見るとガックリしてしまう。
写真は陰影を捉えますので、美肌アプリなどで飛ばさない限り、明確に肌老化を捉えてしまいますよね。。
こういったエイジングによるトラブルを目立たなく、気づき難くするために効果的な方法を書いていきます。
どうしてほうれい線が刻み込まれるのか？
肌は、神経の疲れや、感情が出てしまうパーツです。心の中が現れます。睡眠不足や、ストレス、悩み、過労・・も顔に刻まれてしまいます。合理的に書くともろもろのストレスにより、神経が疲労し、血流が阻害され、老廃物の排せつが滞り、必要な栄養が供給されず、（栄養を摂取していたとしても、肌に使われるのは最後の方です。）新陳代謝が滞り、全ての停滞により起こっている状態です。
表皮が乾燥し、真皮の組織が減少し、皮膚が固く肥厚し、毎日の表情により溝ができて、徐々にシワになっていきます。
真皮層が全体に減少して、下がっています。
ピンと張った若々しい明るい肌は、健康的で、お洋服も似合うし、モチベーションが上がります。
だからといって、性急に気になる老化を無くして若い顔に！と美容外科に行き、ヒアルロン酸の注入で顔をまぁるくしたり（陰影凹凸を埋める）フェイスラインを糸の注入で引っ張ったり、（顎周りの弛緩が無くなる）ボトックスで額にハリを出し、スッキリさせたり目袋を切って脂肪吸引したり。。とデザインを施したとしても、一部を直せば、他が気になり、首から下の問題もあるわけですから美容素地が無い方がやると大金を失うばかりか、不自然でイメージと違っていたり、痛みによるストレスなども含め、なかなかハードルが高いものになり、現実的ではありません。
また１度やると、メンテナンスをやり続けないと直ぐ戻ります。また肌は何かを補給するとそれを生成する働きを止めてしまう事で、より老化の進行が早くなってしまいます。
ほうれい線は簡単には取れません。規則だだしい丁寧な暮らし、できるだけストレスに関わらない様にして、毎日のケアで若々しい清潔感のある肌を維持することに注力される事を、心からおススメしたいです。それが自然でヘルシーな体、若々しさ、に繋がり、肌以外にも表れていきます。
ほうれい線を目立たなくするには
美容外科（エステ）でレーザーや酸のピーリング
クリニックやサロンで行うまず最初のエイジングエアは、レーザー照射やピーリングです。古い角質層（皮膚表面）をレーザー焼いたり、酸で溶かす事で皮膚を生まれ変わらせ、肌が明るく透明感を感じる事ができます。
その刺激によってコラーゲンなどが生成することも期待できます。最初、劇的な変化を感じますが、やり過ぎると肌の水分保持機能まで奪われ、乾燥肌が酷くなります。（私はこれで口の周りの肌が長期で切れていました。いつの間にか治りました。多分レーザーをやらなくなったから。）
また持続もしませんので、定期的にやり続ける必要があります。
未熟な技術＆知識でもできる内容なので、エステサロンでもピーリングなどが盛んですが、後々、赤ら顔や、超乾燥肌になるトラブルが多発しています。また流行のハーブピールは特に、刺激が多く、本当にハーブを用いているのであれば、植物アレルギーほど強いものはありません。無責任だからできる、本来エステティックの範囲外だと思いますので、強くおススメしません。トラブルになった後の改善は難しいです。
（※エステはセラピー 技術でお客様を癒し、結果を出すものです。）
おすすめ！毎日のホームケアでで超音波洗浄＆薬用ローション＆角質クリアソープ
毎日肌の状態を見ながら、夜のお風呂上りに超音波洗浄をする事（１分程）は、最もおススメしたい！簡単なのに効果絶大なホームケアです。
また美容液の深部への導入もできて、シンプルで取り入れやすく、無理なく継続できる美容機器です。首やデコルテ、手の届くところであれば、全身に使えます。
薬用ローションや、ソープにはAHA（フルーツ酸）が含まれ、肌状態によってピリっとする事がありますが、超音波の汚れ落としよりも、更に角質がクリアになり、表皮の張りは蘇ります。特に化粧水（薬用αローション）をコットンに含ませて湿布すると、翌朝の肌の透明感と明るさが格別です。
乾燥する事も無くしっとり潤いながら、透明感と若々しい肌を実感する事ができます。毎日ご自宅で、肌の状態を見ながら少しづつケアする事は肌トラブルを防ぐ事にもつながります。冨永も毎日行っているホームケアです。角質クリアケアは、通常のスキンケアの前処置になります。
ほうれい線は皮膚の真皮層の問題 高タンパクな食事、ヘム鉄と、ビタミンCの摂取
肌は表皮の下に、真皮層があり、弾力繊維が詰まって構造の支えになっています。若い肌はこれが満タンで表皮がピンっと張っています。真皮層のコラーゲン、エラスチン、ヒアルロン酸の減少により、表皮が支えられず、凸凹ができ、くり返しの表情で、皮膚にシワとなって刻まれます。
高タンパク（アミノ酸の摂取がおすすめ）な食事が出来ていない、鉄分とビタミンCの摂取もできていないと、コラーゲン生成は行われません。
１度できてしまった線（シワ）を消す事は簡単ではありません。上記で書いた角質ケアによって目立たなくさせる事が安全で先決です。
そして、規則正しい生活、十分な睡眠による神経を休めること、 肌に必要な栄養の摂取で、これ以上の進行を防いでいきましょう。
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肌を明るく、若々しくみせるためにやること
肌の状態は精神面と密接につながっています。気持ちが沈むと肌に表れるし、満足できない肌状態だと、より気持ちが沈みます。
30代から肌老化は進行し、鉄欠乏（生理不順や、出産などで鉄分の補給ができていない）でのハリの不足や、新陳代謝不良により、シミやくすみ、表面の問題以外に、全体が下がり、陰影が現れます。
また取り巻く環境のストレス、精神的な悩みが、表情を通して現れます。年齢を重ねるごとに、より日々の生活が顔に現れますので、皮膚は内面を映し出す鏡だなぁとつくづく実感します。
肌や身体の事は、継続的な日々の意識が必要です。１度できてしまったものを簡単にクリアに元通りにする事は実は難しいのです。
高タンパク摂取（お肉、魚、卵、大豆製品・・）の食生活、旬の野菜でビタミン・ミネラルの補給、十分な睡眠、ストレスをためない生活、適度な運動など、工夫が必要です。
また、上記にご案内した皮膚表面からのケア、超音波洗浄 角質クリアソープ ローションの使用は、ほうれい線が盛り上がって消えることは無くても、今以上深くならない様に、肌が明るく、透明感があり、若々しくキープする事で目立ちにくくなるものです。
肌を明るく透明感のある状態に保つことが、トラブルを目立たなくさせる事に直結します。
是非、毎日やって欲しいです。きっと今まで気になっていた肌老化、不満足を感じなくなっていくでしょう。明るく、透明感のある肌の維持が、年齢相応の健康的で、手入れの行き届いた好感の持てる肌だと実感していますし、皆様にも上記の方法で、満足できる肌状態を手に入れていただけたら、と書きました。
若さだけを狙って無理な事をするよりも、（お仕事などで必要な特例は除く）日々の積み重ねで全体の健康を手に入れて欲しいです。
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この記事を書いた人
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１９７１年3月２４日生まれ ＡＢ型 美容歴2５年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ＆マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。２児（男）の母でもある。
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