美容基礎知識 美肌メソッド

「お化粧品が肌にあわない」の半分は勘違い。3つのケースから学ぶ判断基準

"お化粧品が肌に合わないとは?
当店にご相談くださるお客さまは、突然のお肌の不調・直らないトラブルでお悩みの末、いろんなものを試された後、調べに調べて最終的にたどり着かれた方が多いです。

キャッチコピーや、説明分を信じて試しても、より状態は悪化・・「何が悪いんだろう。。」今まで失敗したつらい経験を多くかかえていらして、お化粧品選び、肌に合う、合わないが大きな問題。。選ぶの事がとても慎重になっていらっしゃいます・・。

「肌に合わない」ってどういう状態のことか、ご存知ですか?せっかくのお化粧品との出会いを無駄にしないために、知っていただきたいお化粧品の合う/合わないの実態をご紹介します。

化粧品カブレというケース

湿疹ができる、かゆみがでる、絶えられないピリピリ感・・・使ってすぐにこんな症状が現れたとき、お肌に合わないと考えて間違いないでしょう。

一度ご使用をやめ、ご購入先や、皮膚科にご相談ください。

私が数多くのお化粧品を扱ってきた中で、注意が必要だと考えるのは

・ハーブ成分(最もアレルギー性が高いです。)
参考→パラベンよりも、怖いのは●●…イメージで化粧品を選んではいけない理由

です。

原因は決めつけず、きちんと追求しましょう

原因として成分アレルギーが真っ先に考えられますが、断定はできません。

疲労が回復できていない、ストレスが多いなど、体調が悪いとき、生理前などは、神経が過敏になり、反応を起こしやすいです。身体の不調が肌に出ている時など、お化粧品が原因と断定できない場合が多くあります。

トラブル状態が過ぎ去ってから使うと何の問題も無く使えて、「とても気に入っている」とおっしゃるケースが多くあります。

一度駄目だったからといって、今後も一切使ってはいけない、とは一概には言えません。

敏感に傾きやすく、化粧品の刺激が怖い方は、とにかく問題なく使える、という点にこだわるようになります。

敏感・弱肌は老化の進行も早いので、弱ったお肌を立て直し健康になった後は、前向きなケアで、肌ターンオーバーを活発にし、保水能力を高める化粧品に切り替えたほうが、老化防止につながり、敏感な症状が出難くなります。

年齢肌にとって無難に使えるだけでは、老化の進行についてはおざなりになったままになります。

たとえばパラペン入りのお化粧品でかゆみが出たから、パラペンは絶対悪!など、過去に使って合わなかったお化粧品の特徴を、他のお化粧品でも当てはめて毛嫌いされる方もいらっしゃいます。

ですが、パラベンは少量で防腐を発揮する、安全性の高い成分です。お化粧品の成分の品質や、配合比率の違いなどもありますので、素人が判断する以上に深いものがあります。

自己判断でお化粧品が合わなかった理由を決め付けるのは、本当に必要なお化粧品と巡り合うのを妨げます。

一度は肌に合っていたのに、トラブルが再発してしまった

私に、ご相談のお電話やメールを下さるお客様の多くがトラブルを抱えてらっしゃってのご質問になります。

ホームケアで、お使いいただくお化粧品をお求めいただいた後、しばらくして、「一度落ち着いたトラブルがまた出てきた。お化粧品が合っていないのでは?」と再度ご相談をいただくことがあります。

最初は問題なく使えるという事実もあり、もともとのトラブルが再発した、という場合は、お化粧品が合わないのではなく

直りきっていないトラブルの、肌変化の時期、もしくは体調不良やストレスがあるのでは・・と考えます。

お話をうかがうと、環境の変化や生活習慣がいつもと違っていたなど、別の面からトラブルを引き起こす刺激が加わっていたことがわかります。

ここで「お化粧品に問題がある!」と別のお化粧品に切り替えると、本来の目的に到達しないまま、積み重ねて得られる結果が無駄になってしまいます。

生活習慣を含む背景面も含めて、詳しく状況を分析しますので、トラブルの際はまずご相談ください。
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気分の問題?効果を感じない

「お肌に合わない」という言葉は案外あいまいに広く使われています。

使ってすぐに、思ったような効果がでない、変化しているのに、自分では解らない・・というこいうことを「お肌に合わない」と考える方もいます。

先に書いたトラブルの再発問題も関係するのですが、お肌が変化し、お化粧品の本当の効果がわかるまでに最低でも3ヶ月はかかります。

1回分のサンプルにも、劇的な効果を期待される方がいらっしゃるのですが、サンプルというのは、刺激がでないかなどお肌に合うか合わないかを試すものです。

使っていてなんとなくお肌の調子が悪い、という際は見直しも必要ですが、これも生活環境の変化などが原因ということも考えられます。

お肌質を改善していきたいと願われる際は、最低でも3ヶ月は続けることを前提に、きちんとした判断基準でお化粧品を選ぶようにしていただきたいです。

参考→どの化粧品も合わない人のためのスキンケアの選び方

まとめ

肌は一人一人違いますし、背景にある環境や生活習慣も様々です。簡単に「こうなら、こう」と言い切ることが難しく複雑です。近道しようとすると、真実から遠ざかることが多いです。

トラブルなど、お困りでしたら、ご相談いただければ今までの経験を踏まえ、最適なアドバイスをいたします。お肌のパートナーとしてお任せくださいね。

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この記事を書いた人

冨永雅代
1971年3月24日生まれ AB型  美容歴25年、大阪本町のフェイシャル専門サロン エステティックトミナガ オーナーエステティシャン。一人ひとりのお肌に向き合い最適なアドバイスとケアを行う、オーダメイドスタイルを追求。お客様のお肌に触れてきた経験から培った、実践的な美容情報を発信。インターネットショップ エクレイズムにて、オリジナル化粧品を販売。エステ&マッサージ、クラシックバレエと牛肉をこよなく愛する。2児(男)の母でもある。

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